どうも、薄毛のエイマガンです。AGAスキンクリニックで薄毛の治療を行っています。
薄毛の進行には生活習慣が関わっているケースが多くあり、そのような場合は遺伝的な要素に関係なく薄毛が進行してしまいます。
自分が普段何気なく行っていることが原因で薄毛が進行してしまうのはできれば避けたいので、どのような生活習慣が髪の毛に悪影響を与えるかを調べてみました。
本記事では、髪によくない生活習慣をいくつか挙げて、それぞれの生活習慣がなぜ髪によくないのか、どのように対処すればよいのかなどについて解説します。
髪によくない生活習慣
AGAを引き起こす根本的な原因は「ジヒドロテストステロン」と呼ばれる男性ホルモンですが、髪によくない生活習慣もAGAの進行を促進させる原因として考えられます。
髪によくない生活習慣や要因としては、以下のようなことが挙げられます。
朝シャン | 偏食(栄養の偏り) |
タバコ | 眼精疲労(目の疲れ) |
ストレス | 直射日光 |
ワックス | 帽子・ヘルメット |
その他 |
それぞれについて、説明します。
朝シャン
朝のシャンプー、いわゆる「朝シャン」を行う場合、夜寝る前のシャンプーは行わないことが多いです。
夜にシャンプーを行わないと、日中にかいた汗やほこり、汚れ、あるいはスタイリング剤などが毛穴に詰まって頭皮の状態が悪くなり、髪の毛の成長を阻害してしまいます。
また、朝は通勤や通学前で忙しいことも多いため、シャンプーに時間をかけられずすすぎ残しが多くなってしまいます。このように、シャンプーが頭皮に残ったままの状態も、頭皮にとっては好ましくありません。
朝シャンをする場合は、時間がないながらもなるべくしっかりとシャンプーをして洗い残し・すすぎ残しがない状態にするように心がけましょう。
偏食(栄養の偏り)
髪の毛の主な成分はタンパク質であり、抜け毛を防ぐためには亜鉛やビタミン類なども必要です。食事が偏り必要な栄養素をうまく摂取できていないと、薄毛が進行しやすくなってしまいます。
また、油分の多いものばかり食べていると頭皮が脂ぎってしまうため、髪の毛の正常な成長を阻害してしまい、薄毛が進行する原因となりえます。
バランスのよい食生活を心がけて暴飲暴食を控えることで、薄毛の進行を多少なりとも防ぐことができるでしょう。
タバコ
タバコを吸うと血管が収縮してしまい、血液によって全身に運ばれていた酸素や栄養が体中に行き渡らなくなり、栄養不足に陥ってしまいます。
そうすると当然、髪の毛を作り出す働きを担っている細胞もダメージを受けることになるので、健康な髪が生えにくくなってしまいます。
また、タバコは自律神経のバランスも乱れます。自律神経が乱れると汗や皮脂の分泌量が狂って毛穴が詰まってしまいますし、抜け毛予防のために必要なビタミン類もタバコを吸うことで体から失われてしまうので、より一層薄毛が進行しやすくなります。
タバコを吸う本数をいきなりゼロにするのは難しいと思いますが、時間をかけながらでもよいので、少しずつ吸う本数や頻度を減らしていくように心がけましょう。
眼精疲労(目の疲れ)
眼精疲労を起こすと、血液が目の周りに集中してしまい髪の毛に行き渡らなくなってしまうので、薄毛の原因になります。
目の角膜を補修するためにシステインというアミノ酸が必要になりますが、このシステインは髪の毛のために必要な栄養素でもあります。
そのため、髪の毛にシステインが供給されないことで髪の毛の状態が悪化して、薄毛が進行しやすくなります。
デスクワークの仕事などで眼精疲労になりやすい方は、ブルーライトカットのレンズを使用したり、適度に目を休ませたりするとともに、ひじきやカシューナッツなどのシステインを多く含む食材を積極的に摂取することで、眼精疲労と薄毛の双方への対策を行いましょう。
ストレス
ストレスは自律神経の乱れに大きく関わってくるので、タバコの吸いすぎと同じように過度なストレスを感じると、汗や皮脂の過剰分泌で毛穴が詰まったり栄養バランスが崩れたりしてしまいます。
また、AGAの原因であるジヒドロテストステロンは、血流が悪くなった際に血の流れをよくするために分泌されるのですが、ストレスは血流の流れも悪くしてしまいます。
つまり、ストレスを感じることでジヒドロテストステロンが分泌されやすい状況となってしまい、薄毛が進行しやすくなるのです。
現代はストレス社会と呼ばれるほどストレスを感じやすい社会ではありますが、髪に余計なダメージを与えないためにも、なるべくストレスを感じないような生活を送るようにしましょう。
直射日光
髪に含まれるタンパク質は、日光に含まれる紫外線を浴びると壊されてしまうため、長い時間直射日光に当たり続けることは髪にとってあまりよくありません。
日傘や帽子・スカーフなどを利用して日光が直接髪に当たらないようにすることで、紫外線による髪のダメージをある程度抑えることができます。
髪のダメージはトリートメント剤やヘアマスクを利用することで修復も可能なので、そういったものを利用してのケアも欠かせません。
ワックス
ワックスが毛穴をふさいでしまうとホコリや汚れといった異物を吸着しやすくなり、頭皮トラブルの原因になってしまう可能性があります。
また、ワックスはしっかりと洗い流す必要がありますが、ワックスは粘性が高いのできちんと洗い流すためには頭皮をゴシゴシとこする必要があり、そのせいで頭皮を傷つけてしまう可能性もあります。
ワックス自体に髪の毛に悪い成分が含まれているわけではありませんが、化学品である以上肌に合う・合わないはあるので、なるべく自分の肌に合っていると感じるものを使い、量や頻度には注意しましょう。
帽子・ヘルメット
とくに夏場などに帽子やヘルメットをかぶると、内部が高温多湿になりムレてしまいます。そうなると汗や皮脂が大量に分泌されて毛穴に皮脂が詰まってしまいます。
また、高温多湿は細菌にとっても絶好の環境であり、頭皮の炎症の原因であるアクネ菌が繁殖しやすくなってしまいます。
さらに、帽子やヘルメットのかぶり方や締め付け具合によっては、首や肩が凝って血流が悪化してしまい、髪の毛に必要な栄養が届きにくくなることも考えられます。
紫外線による髪へのダメージを防げるという点では帽子やヘルメットは便利なので、通気性のよいものを利用したり適宜脱いだりして、内部の頭皮が高温多湿の状態になってしまうことを避けることが重要です。
その他
冒頭のリスト以外で髪によくない生活習慣や要因は、夜更かしや冷えです。
夜更かしをすると髪の成長に必要な成長ホルモンが分泌されにくくなってしまい、髪の毛の健全な成長が阻害されやすくなります。
体が冷えると血流が悪くなってしまうので、髪の毛に必要な栄養が行き渡らなくなり、コシやハリのある強い髪の毛が育ちにくくなります。
今回挙げた要因には、仕事柄などで回避できないものもあるかもしれませんが、そうでないものに関してはなるべく避けるようにすることで、薄毛が進行してしまうのを少しでも遅らせることができるでしょう。
自分の生活習慣を今一度見直してみよう
髪によくない生活習慣のなかには朝シャンや眼精疲労など、ついついやってしまいがち、陥ってしまいがちなものが多々あります。
ただ、タバコの本数を減らすようにする、食事の栄養バランスに気を付けるなど、本人の努力次第で回避できるようなものも多いです。
髪によくない生活習慣を継続していると、毎日髪へのダメージが蓄積していくことになり、1日のダメージがどれだけ小さくとも何ヵ月・何年単位でダメージが蓄積されていくと、取り返しのつかない結果になってしまいます。
自分の生活習慣を今一度見直して、髪によくない生活習慣を排除することを心がけましょう。